イラン国営イスラム共和国放送(IRIB、テヘラン)は、1999年(ペルシャ暦1378年)から続けてきた日本語によるラジオ国際放送を終了し、Webサイト『Parstoday』(パーストゥデイ)内の日本語ページを通じた日々のニュース提供に専念すると発表しました。ラジオ番組としては、9月22日(土)の放送が最後となります。
その後、友好国のロシアから発信されていた『ロシアの声』(旧モスクワ放送)がWebニュースサイト『スプートニク』に変わった(前記事「ロシアの声伝統の中波日本語放送が消える」参照)ことに刺激を受けたのか、2016年(ペルシャ暦1395年)1月からParstodayの運用を始めました。これに伴い日本語については、日本時間の夜にParstodayのサイト上でストリーミング配信したものを当夜と翌朝の2回、短波放送で流すスタイルとしたものの、イラン政府は今回、Parstodayの運用が軌道に乗ったと判断し、短波放送の縮小を決断。日本語のストリーミング番組の制作を取りやめて、Webコンテンツとしての日々の記事更新に注力することにしたものとみられます。