日本航空(JL=JAL 東京都品川区、東証1部上場)とJR東日本(東京都渋谷区、東証1部上場)のクレジットカード子会社であるJALカードとビューカード(どちらも東京都品川区)は、2004年から発行している『JALカードSuica』について、これまでなかった上位ランクカード『CLUB-Aゴールド』を追加することを決め発表しました。7月18日(水)から募集を開始します。
ただし、JALカードSuicaよりも後に開発されたANA(NH)との提携版『ANA VISA Suicaカード』には一般カードしかなく、ANAカードスーパーフライヤーズクラブ(SFC)への切り替えができないとされたので、交通系IC機能付きのエアラインクレカで唯一、マイレージ上級資格を長期継続できるいわば「プレミアクラブ」に入会可能なJGCカードSuicaは、国際ブランドがJCBしかないにもかかわらず、それなりに会員の支持を得てきました。
2015年(平成27年)に『ビューゴールドプラスカード』が発売されましたが、ビューカード社側がゴールドカードを武器とする集客にはあまり乗り気でなかったようで、他社提携カードのゴールドというのは引き続き設定されませんでした。今回、長年寄せられ続けていたCLUB-Aゴールドの設定を求める会員の声にJALカード社側が押される形で、ビューカード社と交渉し、ビューカード初の他社提携ゴールドカードが誕生する運びとなりました。
JALカードSuica CLUB-Aゴールドは、ビューゴールドプラスカードをベースにし、JALカードCLUB-Aの機能を追加したもの。ビューゴールドプラスカードは国際ブランドがJCBしかありません。つまり、JALカードSuicaとビューゴールドプラスカードの間には共通点があり、設計もしやすかったという訳です。
年会費は消費税抜きで19,000円(税込み20,520円)。従来からあるDC VISA・MasterCard提携のJALカードよりも高く、JALアメリカン・エキスプレスカードのCLUB-Aゴールドと同額に設定されています。