KDDI(au:東京都千代田区、東証1部上場)と沖縄セルラー電話(沖縄県那覇市、JASDAQ上場)は、1999年開始の『cdmaOne』以来20年に渡って続けてきたau 3G(旧1X WIN)回線網への新規契約受付を終了する方針を発表しました。今後は、au 4G LTE(4G)回線網への申し込みに一本化。最速で2020年を目標に3G電波を停波するという中期経営方針の実現に全力を挙げます。
auでは早ければ2020年を目標に3G電波を停波して、4G LTEでNTT docomo(東京都千代田区、東証1部上場)やソフトバンク(東京都港区、東証1部上場)と電波形式を統一したいという経営方針を持っています。au3Gの電波形式として採用されたCDMA20001Xでは、音声通話の安定性が重視されるあまり、音声通話とデータ通信の同時進行(コカレント通信)ができないという重大な欠点があります。au 4G LTEやau VoLTEではこれが解消されることから、一刻でも早く4G LTEに一本化できれば理想だとKDDIでは説明しています。
3Gへの新規契約と、4G LTEからau 3Gへの変更受付は、11月7日(水)のauショップ・Pipit営業終了時間(受付締め切り時間が設定されている場合はその時間)をもって終了とし、翌8日以降は4G LTEの新規契約のみを受け付けます。中古市場に在庫している3Gケータイをauショップに持ち込んで、ぷりペイドの新規契約をするのも同様となります。そこまでに契約をしているユーザーは今後も利用できますが、ぷりペイドの場合、11月8日以降ポストペイ(月払い)の料金プランに変更することができなくなります。