ベトナムとラオスの間には長大な国境線があり、何か所ものボーダーが開いています。バックパッカーの間ではビエンチャン~ビン・ハノイ間やサワンナケート~ダナンといったオープンツアーバスが通るラオス中部以南の国境が有名ですが、北部の国境も最近、人と物の動きが活発になってきました。
ラオス側の出発点は、ルアンパバンからさらに200km北に行った中寮国境地帯への入口の町、ムアンサイ(別名ウドムサイ:ウドムサイ県サイ郡)。ムアンサイとベトナム北西端のディエンビエンフー市(ディエンビエン省)を結ぶ国際バスが、1日に1本、ベトナム側の事業者によって運行されています。
運賃もディエンビエンフー発車時点でルアンパバンやルアンナムターまで購入すると割高になる恐れがあるので、ウドムサイより先へ行くのであれば、ルアンパバンから来るルアンナムター行きやフェイサイ行きなど、ラオス国内のバスに乗り換えたほうが安く済む可能性があります。
運賃はウドムサイ発が95,000Kip(380Bt.)。ディエンビエンフー発は230,000ドン(US$10)です。この他にラオス側のイミグレ時間外手数料がかかることがあります。
この他に、ウドムサイ発ソンラ経由ハノイ(ミーディンバスターミナル)行きと、ディエンビエンフー・タンホア経由ビン(ゲアン省)行きが存在することも判明しました。どちらも毎日9:30発で、ハノイまで25万Kip(1,000Bt.)。こちらはラオス側の事業者による運行ですが、ベトナム式の寝台バスを使用しているので、車内で寝転がって目的地まで行くことができます。