2018年4月11日水曜日

海外でも着信できる050番号を無料で取る!

日本の携帯電話で国際ローミングを行うと、無料が当たり前の着信にも料金がかかってしまい大きな負担になってしまいます。これを回避するために、電話番号の頭が「050」で始まるIP電話のシステムを利用したSkype(マイクロソフト)の電話網接続サービスを使っている方も多いはずです。それら通話アプリよりも高い品質で、音声通話の転送に特化したサービスがあります。

楽天コミュニケーションズ(旧フュージョンコミュニケーションズ、東京都世田谷区)のFUSION IP-Phone Smartがそれです。旧フュージョン時代から手掛けている法人向けIP電話のシステムを応用。法人向けでは固定電話機に事実上限られている端末を、スマートフォンでも使えるようにしたシステムです。これなら、本来は固定電話用の050電話番号を、WiFiや携帯電話網(モバイルネットワーク)といったインターネットの電波が飛んでいるところなら世界中どこでも使うことができます。

お手持ちのiPhoneまたはAndroidスマホに専用アプリ『SmarTalk(スマートーク)』をインストールしてから、Webサイトで登録を行います。その際、基本的にはクレジットカードを登録する必要があります。もしクレジットカードが用意できない場合でも、楽天銀行デビットカード(JCB・VISA)またはSURUGA VISA デビットカード(スルガ銀行=静岡県沼津市、東証1部上場)が利用できます。

注目の料金は、日本の従来型電話網であれば固定・携帯関係なく、一律30秒ごとに8円。電話網から発信すると30秒ごとに20円(1分間で40円)の料金体系が主流になっている格安SIM(nifmo、0SIMなど)をお使いの方がIP-Phone Smartを導入すると、最大で60%も安くなる可能性があります。

ちなみにIP-Phone Smartおよび法人向けIP電話の番号同士であれば通話料は無料なので、同一組織内の複数の方が一度に導入して、SkypeやLINEと同様に音声通話することもできます。海外出張の際に、現地のSIMが用意できなくてもWiFiの電波があれば着信できるので、SIMを買う前にはぐれた時の呼び出しなどといった使い道があります。

IP-Phone Smart発の国際電話は、世界主要32カ国へ一律30秒ごとに8円。かけることができる相手国には、ASEAN域内ではタイ、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンが含まれます。カンボジア、ラオス、ミャンマーへは固定・携帯に関係なく発信できませんので、これら3カ国への通信が必要であれば、LINE(東京都新宿区、東証1部上場)が提供している『LINE Out』を利用するのが最も安くなります。

逆に日本の固定電話網からIP-Phone Smartへは、全国一律で3分ごとに10.5円。ほぼ市内通話並みの料金でお得です。IP-Phone Smart利用者が海外にいる場合でも国内通話扱いでかけられるので、現地の携帯電話に国際電話するのと比べて圧倒的に安く、頻雑なボタン操作も不要になります。日本在住のお客様などからの連絡先をIP-Phone Smartの番号にすれば、海外出張中でもノンストップで対応できます。

董事長ふくちゃんもIP-Phone Smart番号を持っていますので、今後名刺に記載してまいります。受け取られた皆様、取材依頼や情報提供、弊誌Traveler's Supportasiaへの支援などいつでもご連絡を頂ければ幸いです。