2017年9月5日火曜日

ホーチミンにもエアポートバス登場

南北間の高速交通を飛行機に依存しているベトナムでは、ジェットスターパシフィック(BL=PIC)やベトジェットエア(VJ=VJC)といったLCCの成長に伴って、航空利用者が急増しています。ベトナム最大の空の玄関口、ホーチミンシティ・タンソニャット空港では、首都ハノイに先駆けて16年3月からエアポートバスの運行が始まり、旅行者に浸透しています。

従来、タンソニャット空港と中心部を結ぶバスとしては[152](ベンタン市場経由Khu Dan Cu Thung Son行き)がありましたが旅行者にはハードルが高く、タクシーや旅行会社によるオープンツアー形式のバスなどでベンタン市場やファングーラオ通りといった観光客の集積地へアクセスするケースがほとんどでした。16年3月に新設された[109]番は、空港とベンタン市場の間を途中無停車で結びます。その先ファングーラオ通りにある9.23公園市内バスターミナルが終点で、この間の所要時間は道路が順調なら約40分です。

運賃は通常の市内バスの4倍の20,000ドン(約100円)。ハノイで運行されている同種のバス[86]が片道30,000ドンなので安いと言われる方もいらっしゃるでしょうが、市内と空港の間の距離がホーチミンは8Kmと近いため(ハノイはノイバイ空港から市内まで25Km)、単純に比較はできません。

始発は午前5時30分。最終バスは空港での表示によると24時ですが、運行を担当するSATSCO(サイゴン空港バス会社)によると0時30分まで運行とありますので、深夜に空港へ到着される方は最終バスに乗れるかどうか、確認が必要となります。