2016年9月5日月曜日

JAL成田~バンコク昼便が復活

日本航空(JL=JAL 東京都品川区、東証1部上場)は、2014年3月まで運航していた成田~バンコク線の日中便、JL717/718便を約3年ぶりに再開すると発表、航空券の販売を開始しました。

《12月23日から有効》
JL717 NRT1250~BKK1810 木・日を除く週5便運航
JL717 NRT1330~BKK1850 木・日曜運航
JL718 BKK2225~NRT0615 DAILY

(機材はB788 ビジネスクラス42席、エコノミークラス144席)

成田~バンコク線を運航する日系2社では、ANA(NH、東京都港区)も2014年夏スケジュールで成田発午前便を羽田発着に変更して廃止としたものの、翌15年6月に2便態勢に戻しました。しかし、復便後は共同事業パートナーのユナイテッド航空(UA=UAL)運航便も含めた北米大陸への乗り継ぎが重視され、成田発は2便とも夕方に改められました。

今回、JALが1日2便への復便を決めたのは、先に発表されたデルタ航空(DL=DAL)の成田~バンコク線廃止を受けてのものではないかという見方もありますが(前記事「デルタ航空バンコク線30年目で終止符」参照)、デルタ航空と日本航空は所属アライアンスが異なり、しかも運航時間帯もデルタは夕方発なのに対し、今回復活する日航便は成田発昼間、復路バンコク発は夜行です。このため日航は、同じワンワールドのアメリカン航空(AA=AAL)運航便を含めた北米大陸への乗り継ぎよりも、むしろ日本で完結するタイ人観光客の需要を見込んでいるのではないかと分析されています。