中華民国の陳建宇交通部長(日本の国土交通大臣に相当)は12日、開業目前の視察のため訪れた台湾高鉄彰化駅(彰化県田中鎮)で記者会見し、高鉄の運賃を12月1日(火)から値下げすると述べました。中央通信、台湾国際放送(旧名自由中国の声)の両国営メディアが報じています。
台湾高鉄の運賃は、2013年10月に開業後最初の値上げが行われました(前記事「台湾高鐵初の運賃値上げ決定」参照)。今回は、同日開業が予定されている彰化、雲林(雲林県虎尾鎮)、苗栗(苗栗県後龍鎮)の各駅に対する利用の促進を大義名分とし、運営に当たる台湾高速鉄路公司(台北市)に国庫出資を投入、これにより値下げ分の財源を確保できるメドが立ったとして実行するものです。今回の値下げの結果、高鉄の運賃は2013年9月以前の水準に戻されます。
(単位は台湾元)
台北駅から | 現在 | 改正 | 桃園駅から | 現在 | 改正 |
桃園 | 175 | 160 | 台中 | 590 | 540 |
新竹 | 315 | 290 | 嘉義 | 1,010 | 920 |
台中 | 765 | 700 | 台南 | 1,310 | 1,190 |
嘉義 | 1,180 | 1,080 | 左営 | 1,465 | 1,330 |
台南 | 1,480 | 1,350 | |||
左営 | 1,630 | 1,490 |