チャイナタウン・ヤワラートのジュライロータリー前で1970年代から日本人個人旅行者に親しまれてきた『台北大旅社』(ポンプラップ区)が、50年近い歴史に終止符を打つことがTraveleler's Supportasiaの取材で明らかになりました。早ければ7月には取り壊しに入るといい、一つの時代が終わろうとしています。
台北大旅社は昨年閉鎖した民主記念塔近くのタイワホテルや、ジュライロータリーにあった他の有名宿『ジュライホテル』『楽宮大旅社』などと同様に、1970年代から営業していました。ジュライホテル全盛期を知るベテラン旅行者の方によると、1977年(昭和52年)の時点で既に現在の形になっていたとのこと。
しかし、やはり昨年閉鎖したスクンビットのレックスホテルと同様、築50年を超えようとしている建物はもはや限界寸前。チャルンクルン通りではMRTブルーラインの延長工事が進み、開業すればファランポーン駅の次となるワットマンコン駅(サームパンタウォン区)から徒歩圏になることもあり、それと前後する形でオーナーは再開発を決断したのではないかと見られます。