ANA(NH、東京都港区)は、12月20日から東京羽田~香港線で深夜早朝時間帯に1往復を増便すると発表、航空券の販売を開始しました。
《12月20日から有効》
NH1249 HND0125~HKG0525 月・土・日曜運航
NH1250 HKG0105~HND0555 月・土・日曜運航
《2015年3月9日から有効》
NH1249 HND0125~HKG0525 DAILY
NH1250 HKG0105~HND0555 DAILY
(機材はB763 ビジネスクラス35席、エコノミークラス179席)
羽田~香港線では、既に香港エクスプレス(UO=HKE)が深夜便を就航させていますが、機材繰りの関係で香港から深夜に到着してそのまま折り返す形態のため、日本人が使う場合、羽田から出発するには便利ですが到着は26日から運行する東京・横浜主要スポットへの深夜バスをもってしてもなお不便です。
ANAでは、成田~香港で毎日2便を運航していますが、NH911便で香港に行った機材は翌朝のNH912便までチェクラコプ空港で駐機していて、過剰なコストが発生していました。チャイナエアライン(CI=CAL)が夕方成田に着いた機材を夜便で台北へ戻す運用を組んで成功したのを受け、ANAも検討を行い、NH911便の機材を深夜に羽田へ戻すスケジュールを開発しました。これがNH1250便だという訳です。NH912便に使う機材は、NH1249便で送り込むことにし、この結果両便の出発時刻がほぼ同じになりました。
羽田空港では、電車に余裕のある23時台のチェックインで乗ることができ、機内で寝て翌朝には香港で仕事に取り組めます。機場駅(MTR機場快線)九龍駅(穿夋巴士=シャトルバスK1)ホンハム駅(城際直通=中国高鉄和諧号、ないしはMTR九広東鉄線で羅湖乗り換え)というルートで省都広州や深圳市、東莞市といった中国広東省の輸出製造業集積地へも現地時間午前中に到着できます。