2014年8月6日水曜日

空路ラオス入りを覚悟せよ!(3)AirAsiaはKLIA線週4便だけ

8月13日(水)からの本格実施が予告されているビザラン規制まで、いよいよあと1週間に迫りました。今週末の8日(金)までに正規観光ビザを受け取れる目処が立った方は、とりあえず年内いっぱいまでの数カ月間は何とかなったという意味で、一息ついていることかと思います。しかし、本当の正念場はこれから。次回以降のビザ取りでは、空路で直接ラオスに入ることを覚悟しなければなりません。

格安航空会社(LCC)のアジア最大手、AirAsia(AK=AXM クアラルンプール、マレーシア証取上場)は、ASEANのすべての首都に乗り入れるというポリシーの下、2007年12月にクアラルンプール~ビエンチャン線の運航を開始しました。当初は週3便で、2012年には1日1便に増便されたものの、利用者が少ないことから現在は週4便に戻されています。

AK552 KUL0735~VTE0910 月・火・木・土曜運航
AK553 VTE0940~KUL1325 月・火・木・土曜運航

(機材はエアバス320 エコノミークラスのみ180席)
このため、日によってはKLIA空港第2ターミナルでの同日乗継ができません。AirAsiaX(D7=XAX クアラルンプール、マレーシア証取上場)の日本を深夜に出る便からはスケジュール上は便利に乗り継げるダイヤとなっていますが、乗り継ぎ支援サービス(『Fly-Thru』)が行われていないため、日本発便が遅れると乗り継げなくなる可能性があります。

具体的には、関空を月曜日の深夜に出るD7535便でKLIAに火曜日の午前5時20分着。2時間15分の待ち合わせでビエンチャン行きのAK552便に接続しますが、Fly-Thruが利用できないので、いったんマレーシアの入国審査、税関を通過して再度チェックインするしなければなりません。

羽田を23時45分に出発するD7523便では、KLIA到着が6時10分なので、AK552便の出発時間まで1時間25分しかありません。KLIA空港第2ターミナルのチェックイン締め切り時間は60分前なので、Fly-Thruができない現状では同日乗継は厳しいと言わざるを得ません。早急な改善が必要です。

ちなみに、タイエアアジアX(XJ=TAX)が9月から運航する成田・関空~バンコク(ドンムアン)線では、ビエンチャンへの乗り継ぎはできません。ビエンチャン路線を運航する他の会社はすべてスワンナプーム空港発着なので、シャトルバスに乗って空港間移動する必要があります。タイエアアジア(FD=AIQ、サムットプラカン県バンプリ郡)かノックエア(DD=NOK、チャトチャック区)のウドンタニ線に乗り継ぎ、ウドンタニ空港からミニバンサービスという手はありますが、第1友好橋検問所で出国拒否でもされたらそれこそ元の木阿弥です。