アジアアトランティックエアラインズ(HB=AAQ、クロントイ区)は、現在運航している成田~バンコク(スワンナプーム)直行の定期チャーター便を9月以降、カンボジアの2大都市、プノンペンまたはシェムリアプ経由に変更することを決めました。親会社のエイチ・アイ・エス(東京都新宿区、東証1部上場)が記者会見して発表、既に日タイ両国で航空券の販売を開始しています。
《バンコク発9月2日、成田発9月3日から有効》
BKK2100~2220PNH2330~NRT0730+1 日・火・木曜運航
NRT1100~1600PNH1730~BKK1830 月・水・金曜運航
《バンコク発10月1日、成田発10月2日から有効》
BKK2100~2220REP2330~NRT0730+1 月・水・金・土曜運航
NRT1100~1600REP1730~BKK1830 火・木・土・日曜運航
(機材はB763 ビジネスクラス30席、プレミアムエコノミー37席、エコノミークラス150席)
AAAが今回、カンボジア経由を選択することになった背景には、ASEAN域内ではラオス、ブルネイと並んで日本への直行便がないというビジネス上の利点があったと理由を述べています。昨年11月に内閣総理大臣・安倍晋三がカンボジアを訪問し、日本との航空協定を結ぶ方向でフンセン首相と合意していました。東京で編集されている業界専門サイト『日刊トラベルビジョン』は、この合意を受けてH.I.S.の澤田秀雄会長兼ファウンダーが1月にカンボジアを訪問、フンセン首相からAAAによる定期便就航へ向けてオファーを受けたと伝えています。
さらに、2月には協定締結までの暫定的な枠組みとして、東京・羽田空港以外の発着地について自由な運航を認める合意が両国政府間でなされていました。これにより条件が整ったのに加え、折からのタイの反タクシン系デモ、そして5.22クーデターがあり日本とタイの間の直行便需要が減ったという状況の変化もあり、カンボジアを経由してAAAの拠点であるバンコクに向かうルートを開拓することにしたとH.I.S.の平林朗社長は説明しました。
AAAは現在機材が2機しかないため、当面はプノンペン経由週3便とシェムリアプ経由週4便を合わせて日本~カンボジア間毎日1便を運航する形を取りますが、追加の機材が確保でき次第、定期路線への昇格やプノンペン経由便のデイリー化といった施策を実行したいとしており、チャーター専門で立ち上がったAAAの安定的な経営基盤確立に向けた挑戦が始まります。ボビー・ハックAAA社長はこれに関連して、定期便運航に必要な外国人国際航空運送事業の経営許可を近く国土交通省航空局に申請するとも表明しています。
さらに、2月には協定締結までの暫定的な枠組みとして、東京・羽田空港以外の発着地について自由な運航を認める合意が両国政府間でなされていました。これにより条件が整ったのに加え、折からのタイの反タクシン系デモ、そして5.22クーデターがあり日本とタイの間の直行便需要が減ったという状況の変化もあり、カンボジアを経由してAAAの拠点であるバンコクに向かうルートを開拓することにしたとH.I.S.の平林朗社長は説明しました。
AAAは現在機材が2機しかないため、当面はプノンペン経由週3便とシェムリアプ経由週4便を合わせて日本~カンボジア間毎日1便を運航する形を取りますが、追加の機材が確保でき次第、定期路線への昇格やプノンペン経由便のデイリー化といった施策を実行したいとしており、チャーター専門で立ち上がったAAAの安定的な経営基盤確立に向けた挑戦が始まります。ボビー・ハックAAA社長はこれに関連して、定期便運航に必要な外国人国際航空運送事業の経営許可を近く国土交通省航空局に申請するとも表明しています。