2014年4月2日水曜日

ミャンマー初の中国語日刊紙はなんと輸入品だ!!

中国語朝刊紙最大手『世界日報』を発行しているユニバーサルプレス(中国語名:世界報業、プラナコン区)は、今年からミャンマー向けの新聞を別建てとし発行を始めています。実質親会社である台湾朝刊紙4位『聯合報』(新北市)の戦略に基づくもので、ヤンゴンでの印刷発行体制が整うまではバンコクで印刷して空輸する形を取ります。

ミャンマーの日刊新聞の歴史は、国営紙『ニューライトオブミャンマー』を除けば事実上昨年から始まったばかり。外国語による日刊紙は、英語の2紙が認可を獲得したものの、弊誌Traveler's Supportasiaでも度々ニュースソースに使わせていただく中国語の『金鳳凰報(ゴールデンフェニックス)』や英語ビジネス紙の『ミャンマービジネストゥデイ』など、週刊の形態を取るものがほとんどです。
聯合報は、世界日報を足がかりにミャンマーへの進出を検討し、ヤンゴンとマンダレーに連絡事務所を設けた他、現地で記者の募集も行い、認可が取れれば印刷発行体制を整える意向とされています。その前段階として、バンコク編集の別建て紙面が創刊されたという訳です。

通常、タイ向けは28ページ(7大張)~32ページ(8大張)となることが多いのですが、ミャンマー向けは20ページ建て(5大張)が普通。1面の一部と国内ニュースのページがミャンマーの記事に差し替えられます。また、ミャンマーには株式市場がまだないので、タイ向けにある市況欄(証券行情表)もありません。

現地では1部600Ks(20Bt.=60円) で販売されるといい、1カ月18,000Ks(550Bt.=1,800円)の定期購読も用意しています。バンコクでは、旧市街トリペットのユニバーサルプレス本社で日曜日を除く毎日張り出されており、1部20Bt.で販売もするとのことです。