2014年3月3日月曜日

SoftEtherでつながるもんの制約を取り払う!!

Traveler's Supportasiaでは以前、日本発着が可能な無料VPNサービス『つながるもん』を取り上げたことがありました。しかし、つながるもんは中国特有の情報管制による制約で一時的に使えなくなることがしばしば起こります。これを解消するには、別のVPNを探さないといけません。その決定版ともいえる新たなソフトが昨年公開され、無料で使えるようになっています。

筑波大学(茨城県つくば市)第三学群の『SoftEther(ソフトイーサ)プロジェクト』が開発した『SoftEther VPN Client』というソフトを使い、『VPN Gate 学術実験サービス』に接続するというものです。


Windowsパソコンであれば、VPN Gateのホームページから、実験サービスにアクセスするためのプラグインが含まれた専用のSoftEther VPN Clientをダウンロードし、インストールするだけ。つながるもんでは、専用ソフトの代わりにコンピュータのネットワーク接続設定をいじる必要があり、インターネット初級者では取っ付き難いこともありましたが、VPN Gateは基本的にソフト上で自動設定されるので、ユーザが起動後にやるのは接続先のサーバを選ぶことぐらいです。

プロジェクトに参加しているボランティアサーバは日本・韓国を中心に主要国の国籍が選べるので、中国から他国のサーバを経由してFacebookやtwitterにアクセスしたり、日本国外からの接続ができない大手ポイントサイトの『げん玉』『ポイントインカム』に海外出張中でも毎日アクセスして、ポイントを獲得することなどができます。ただし、2ちゃんねるは2014年3月時点で閲覧のみとなっており、書き込みはできません。また、『radiko』はボランティアサーバの所在地にもよりますが基本的に関東地方の局が受信対象となります。『NHKネットラジオ らじる☆らじる』は、大阪・名古屋・仙台放送局の番組もVPN経由で聴くすることができます。

接続完了後は、ボランティアサーバから切られない限り長時間接続しつづけてOK。つながるもんでは、システムの仕様上2時間ごとに強制切断されて再接続する必要がありますので、市場営業時間中の切断が致命的損失を生みかねないデイトレーダーなどの要求にも応えられます。