ステープ・トゥアクスパン元副首相は2月28日夜の演説で、1月13日から続いてきた主要交差点を封鎖しての大規模反政府デモ「バンコクシャットダウン」の規模を縮小し、主な会場を撤収すると述べました。
ラチャプラソン・パトゥムワン両交差点(パトゥムワン区)、サラデーン交差点(バンラック区)、アソーク交差点(ワッタナ区)の会場は3月2日(日)夜までに撤収作業を行い、3日(月)からは通常通りに車の通行ができるようにします。首都圏バス公団(BMTA)も、3日には迂回や途中打ち切りなどのイレギュラー政策を解除し、平常運転に戻す予定です。
ただし、反政府デモそのものが終わる訳ではなく、サラデーン交差点に面したルンピニ公園南側のラマ6世像前広場(パトゥムワン区)で、車の通行に迷惑をかけないようにしつつ活動を継続するとしています。また、ガバメントコンプレックス(ラクシー区)を封鎖しているグループは現地に残ると明言しており、こちらの再開にはまだ時間がかかりそうです。
「これまでの皆さんの支援に感謝し主要交差点をお返しする」
と説明、敗北宣言ではないと強調しています。