2014年1月24日金曜日

TG羽田線毎日2便化、夜便到着繰り上げへ

タイ国際航空(TG=THA チャトチャック区、SET上場)は、昨年秋に獲得した羽田空港昼間発着枠を行使してバンコク(スワンナプーム)線を毎日2往復にすると発表しました。同時に羽田夜着便の時間繰り上げも行い、最終電車の時間繰り下げに応じない京浜急行電鉄(東京都港区、東証1部上場)に配慮する姿勢も見せます。

《3月30日(TG682便のみ3月29日)から有効》
TG682 BKK2245~HND0655+1 DAILY
TG683 HND1035~BKK1505 DAILY

(機材はエアバス333 ロイヤルシルククラス=ビジネスクラス36席、エコノミークラス263席)

TG660 BKK1300~HND2110 DAILY
TG661 HND0020~BKK0450 DAILY

(機材はB744 ロイヤルファーストクラス=ファーストクラス10席、ロイヤルシルククラス40席、エコノミークラス325席)

TG682・683便は、現在飛んでいる成田行きの640・641便とほぼ同じ時間帯ながらも、日産自動車(横浜市、東証1部上場)など神奈川県内に拠点を持つグローバル企業に旺盛なビジネス需要が見込めると判断し新設するものです。毎日3往復運航している成田線も

成田-バンコク線(毎日3便)を含め関東エリアを網羅するバンコク線は毎日5便となりこれまで以上に利便性の高いスケジュールでバンコクまでのアクセスを提供いたします」(日本支社プレスリリースより)

と説明、全便現状通り存続。日本航空(JL)とANA(NH)は現在ある成田発午前便を羽田に振り替えるため、昼に出発するアジアアトランティック(HB=AAQ、クロントイ区)やジェットアジアエアウェイズ(JF=JAA、パトゥムワン区)と合わせ、昼間の成田発バンコク行きはタイ系キャリアの独壇場になる予定です。

一方、660便は羽田到着を1時間繰り上げます。現在有効の冬スケジュールでも羽田到着は22時30分で、京急空港線、東京モノレールの最終電車には間に合うものの、21時10分着なら22時までにイミグレ・税関を抜けて電車に乗ることが可能。

羽田空港国際線ターミナル駅22時1分発の京急エアポート急行、または同時刻のモノレール区間快速に乗れば、品川駅か浜松町駅で山手線に乗り換える手間こそあるものの、上野駅で常磐線の最終特急フレッシュひたち77号(勝田行き)、東京駅で最終の上越新幹線Maxたにがわ475号(高崎行き)、新宿駅では特急かいじ123号(甲府行き)に乗リ継げるほか、茨城県北部・福島県南部へは東京駅23時のいわき行き、23時30分の日立行きそれぞれ最終の高速バスがつかまります。その他、JR、民鉄各線へ乗り継いで関東1都7県のほとんどの場所へ当夜中に帰れます。