ミャンマーのウーキンイー入管人口大臣は、現在基本的にすべての国籍の外国人に必要とされている入国ビザについて、ASEANの他の国にならった制度へ改革するためのロードマップをまとめました。ヤンゴンで発行されている中国語週刊紙『金鳳凰報(ゴールデンフェニックス)』が最新の1月20日号で伝えました。
現在、ミャンマーではビジネスビザのみ当初70日間の在留許可が与えられ(他の資格は当初28日)、 その後に延長を行うことになっています。ビジネス以外の資格は、延長にも制限があり、いずれは出国してビザを書き換えなければなりません。
今回のロードマップでは、タイのノンイミグラントOに相当する結婚や親族訪問(探親)といったいわゆる「エントリービザ」でも無制限の延長を認め、同時にASEAN加盟の他の9か国を含む世界16の国と地域に対して来年(2015年)までにミャンマーへのビザなし渡航を認めるという方針が示されています。ただし、この16の国と地域の中に日本、韓国、中国が含まれるか否かについては、明らかにしませんでした。
エントリービザの延長は、当初28日のビザを1回目はUS$36で3カ月延長し、2回目以降は1回あたりUS$90の費用で6カ月ずつ延長していくという案が有力。将来は、現在認められていない永住ビザの導入も予定されているとのことで、近く必要な法案を連邦議会に提出するとしています。