2013年11月30日土曜日

『ラムウォン盆踊り』2回連続中止決定

タイ国日本人会(バンラック区)は、12月14日(土)に予定していた在タイ日本人社会最大のイベント『ラムウォン盆踊り大会』を中止すると決定、関係者に通知しました。2年に一回、西暦奇数年に開催されることになっていますが、前回の2011年も大洪水で中止されており、2回連続で開催されないことになってしまいました。

日本人会事務局では

「反政府勢力の行動が先鋭化しつつあり政情不安に陥っている。治安維持法をバンコク首都圏内全域に年内いっぱい適用するとの政府決定もあり、安全を考慮せざるを得ない」

と中止の理由を説明しました。

現在、反政府勢力はラチャダムヌン通りの民主記念塔を挟んだ前後約1kmの区間(コクウア交差点~パンファ橋交差点、プラナコン区)の他、ガバメントコンプレックス(ラクシー区)で集会を繰り広げています。

外国人居住者の多いスクンビットやシーロムは平常そのもので、BTS・MRTといった電車や電話・インターネット、郵便なども問題なく、旧市街の一部のバス路線が迂回運転している程度ですが、日本人会では今後、2010年のUDD軍のような暴動・内乱に発展する可能性も捨てきれないとの判断に至った模様です。

模擬店の出店を予定していた『ウッドボール』の後藤俊行さんは

「確か盆踊りは延期の制度がない。一度中止になれば2年先だ。次は6年ぶりかぁ」

とため息。『田舎っぺ』の杉森美仁さんもFacebookで

「何が政情不安?ってくらいみんな普通に生活しているのに。早く政治が落ち着かないと年末年始の観光にも影響が出る」

と嘆いていました。