ユナイテッド航空（UA＝UAL アメリカ・イリノイ州シカゴ市、NASDAQ上場）は、1986年（昭和61年）から運航してきた成田～バンコク（スワンナプーム）線をこの冬スケジュール限りで運休すると発表しました。時間帯が重なるANA（NH、東京都港区）便との重複整理が理由。UAのタイ路線は成田線のみで、運休によりタイから完全撤退となります。
《成田発2014年3月28日、バンコク発3月29日のフライトを持って取りやめ》
UA837 NRT1810～BKK2320 DAILY
UA838 BKK0710～NRT1445 DAILY
（機材はB744 グローバルファースト＝ファーストクラス12席、ビジネスファースト＝ビジネスクラス52席、エコノミープラス＝プレミアムエコノミー88席、ユナイテッドエコノミー＝エコノミークラス222席）
UAは、旧パンアメリカン航空（PA＝PAA）から権利を受け継いで1986年2月、成田からのアジア路線に就航しました。同じく以遠権を持っていた旧ノースウエスト航空（NW＝NWA）とともにアメリカ～アジア間の中継ハブとして成田空港を長年活用し、日米間の太平洋線から乗り換えて中国や東南アジアへ向かうルートを形成、ANAやシンガポール航空（SQ＝SIA）がスターアライアンスに加盟した後も維持してきました。
ところが2011年4月、UAは太平洋線でANAと共同事業を行うことになり、2012年春からは、アジアでも共同化に取り組むようになりました。この過程で、UA、ANA両社の自社便がほぼ同じ時間に飛んでいるバンコク、シンガポール線について、ANAへの一本化が検討されたといいます。そして両者間の調整ができたとして、この時期の発表となった訳です。来年3月29日以降は、ANAの成田発夜便に案内されます。
NH915 NRT1750～BKK2310 DAILY
（機材はB772ER ビジネスクラス59席、エコノミークラス233席）
NH954 BKK0825～NRT1620 DAILY
（機材はB763 ビジネスクラス35席、エコノミークラス176席）
《バンコク発券組もANAへ》
バンコク～成田間往復では、UA自社便利用を条件に1年FIXオープンで往復20,000Bt.前後（燃油サーチャージ、諸税込み）という格安航空券が販売されており、ビーマンバングラデシュ（BG＝BBC）、エアインディア（AI＝AIC）無き後のバックパッカーに支持されていました。こちらも、お手持ちのeチケットの復路成田発が2014年3月29日以降であればANAへの振り替えとなりますので、ANA国際線予約案内センター（0570-029333）かユナイテッド航空日本地区予約案内（+81-3-6732-5011）に電話して確認してください。
《夏の短頭種犬の輸送は事実上困難に》
ユナイテッド航空では、他の航空会社が事実上受け入れを拒否している短頭種犬などの輸送を通年で可能とするためのガイドラインが整備されています。これらは自社便のみに適用されるため、コードシェア便では実際の運航会社の規定に沿います。ANAでは、北半球の夏にあたる7月から9月までは引き受けを拒否しています（前記事「航空機に乗せられないイヌがある」参照）ので、この時期にどうしてもタイと日本の間を輸送しなければならない理由が発生しても、事実上できなくなってしまいます。
ところが2011年4月、UAは太平洋線でANAと共同事業を行うことになり、2012年春からは、アジアでも共同化に取り組むようになりました。この過程で、UA、ANA両社の自社便がほぼ同じ時間に飛んでいるバンコク、シンガポール線について、ANAへの一本化が検討されたといいます。そして両者間の調整ができたとして、この時期の発表となった訳です。来年3月29日以降は、ANAの成田発夜便に案内されます。
NH915 NRT1750～BKK2310 DAILY
（機材はB772ER ビジネスクラス59席、エコノミークラス233席）
NH954 BKK0825～NRT1620 DAILY
（機材はB763 ビジネスクラス35席、エコノミークラス176席）
《バンコク発券組もANAへ》
バンコク～成田間往復では、UA自社便利用を条件に1年FIXオープンで往復20,000Bt.前後（燃油サーチャージ、諸税込み）という格安航空券が販売されており、ビーマンバングラデシュ（BG＝BBC）、エアインディア（AI＝AIC）無き後のバックパッカーに支持されていました。こちらも、お手持ちのeチケットの復路成田発が2014年3月29日以降であればANAへの振り替えとなりますので、ANA国際線予約案内センター（0570-029333）かユナイテッド航空日本地区予約案内（+81-3-6732-5011）に電話して確認してください。
《夏の短頭種犬の輸送は事実上困難に》
ユナイテッド航空では、他の航空会社が事実上受け入れを拒否している短頭種犬などの輸送を通年で可能とするためのガイドラインが整備されています。これらは自社便のみに適用されるため、コードシェア便では実際の運航会社の規定に沿います。ANAでは、北半球の夏にあたる7月から9月までは引き受けを拒否しています（前記事「航空機に乗せられないイヌがある」参照）ので、この時期にどうしてもタイと日本の間を輸送しなければならない理由が発生しても、事実上できなくなってしまいます。
