2013年7月27日土曜日

【超重要】フィリピンへのビザなし渡航が30日に延びる!

フィリピン内務省入国管理局は、ASEAN域内や西側先進国などの外国人に対して認めているビザなし入国の期間を従来の21日から30日に延長することを決め、各国に通達しました。8月1日(木)から適用される予定で、在マニラ日本大使館・総領事部もHPで正式に発表しています。

ASEAN域内各国では、2015年のASEAN共同体(AEC)発足を目指す中、入管業務の簡素化、均一化が課題となっています。ビザなし渡航の日数は加盟10カ国のすべてにおいて基本30日とする方針ですが、シンガポールやタイのように陸路で入国した場合は14ないしは15日間という制約を設けることも認められるといいます。しかし、フィリピンは他のASEAN諸国と完全に切り離された島国な上に、ビザなしでの在留許可も基本21日間(有料で最大119日間まで延長可)と扱いが異なっており、このため、30日間のビザなし入国を認めるように各国から圧力がかかっていました。

30日間のビザなしが認められることにより、例えば日本から1カ月FIXの往復航空券で来比した人は20日目前後にビザ延長のため入管を訪れる手間がなくなります。ただし、片道航空券での入国は従来通り認められず、片道ベースでの発券が原則となる格安航空会社(LCC)利用であっても、往復または第三国に出国する航空券を必ず用意する必要があります。用意できないと入国拒否となり、最悪、再入国禁止もあり得ますので注意しなければなりません。