2013年6月8日土曜日

iOSには「脱獄できない」バージョンがある!

アップル(アメリカ・カリフォルニア州クパチーノ市)のスマートフォン、iPhoneシリーズの歴史は、SIMフリーで使うことを目指したハッカーと携帯電話会社による戦いの歴史でもあります。基幹ソフト『iOS』のバージョンが変わるごとにSIMロック解除(「脱獄」)プログラムが開発されるといういたちごっこですが、バージョンによってハッカー側の対応が追い付かず、脱獄できないケースが見られます。

毎度おなじみ、MBKことマーブンクロンセンター(パトゥムワン区)4階のサービス店によりますと、最新版の6.1.3というバージョンのiOSは、6月8日時点で脱獄プログラムの対応が一部に限られています。このバージョンで脱獄できるのは、iPhone3GSと4のみで、iPhone4Sと5では、脱獄できません。

(画像:iPhoneの「設定」→「一般」→「情報」に注意。バージョン6.1.3は脱獄できない)

ひとつ前のバージョンの6.1.2では、iPhone4Sや5でも完全脱獄できたのですが、このバージョンはハッカーによる取り組みに消極的なところが見受けられるという噂。どうしてもiOS6.1.3でSIMフリー化を実現したいのであれば、SIMゲタを着けるしかありません。もしくは、次期バージョンの脱獄プログラムが開発されるまで待つという手もあります。

なお、au(KDDI=東京都千代田区、東証1部上場、沖縄セルラー電話=那覇市、東証JASDAQ上場)で購入されたiPhone4Sを脱獄すると、iOSのバージョンに関係なくauの電波形式を受け取らなくなってしまうという障害が発生しますので、auユーザーの皆さんは引き続きSIMゲタを利用するのが最も確実な方法です。