2013年3月5日火曜日

モバイル版Tweetdeckの代替を探せ!!

twitter(アメリカ・サンフランシスコ)は、公式クライアントソフト『Tweetdeck』(ツイートデック)のうち、iOS(iPhone、iPad)版、Android版、Adobe AIR(Windows上で動く単独ソフト)版をこの5月で完全に終了すると発表しました。twitterが採用しているAPIと呼ばれる技術仕様の変更により、古いバージョンのAPIが使えなくなるための措置ですが、旅行中でも常にSNS上のやりとりをチェックしなければならないハイエンドユーザーに愛されてきたソフトの終了で乗り換えを迫られるビジネストラベラーが続出しています。

Tweetdeckには、今回利用が終了する3つのバージョンの他に、パソコンのブラウザ上で動作するWebアプリ版Tweetdeck on the Webと、Google Chrome用拡張機能版があり、後の2つは開発とサービス提供を継続するといいますが、終了となる3つのモバイル版は、各OS向けの公式アプリ配布サイト『App Store』(アップル)『Google Playストア』(Google)から削除され次第、既存ユーザーがダウンロード済みのアプリも使えなくなってしまう恐れがあるとのことです。

『Surface』(日本マイクロソフト)や『ICONIA』(日本エイサー)など、Windows 8が動作するタブレットPCであれば、Tweetdeck on the WebやChrome APP版を導入して、現在ご使用のTweetdeckアカウントで引き続き使えます。iPhone版のユーザーは有名な代替ソフトがあるものの、特にAndroid版の利用者は、至急代替となるソフトを探さないといけません。董事長ふくちゃんも長くAndroid版を愛用しており、影響は深刻です。

Tweetdeckでは、ホームタイムラインでtwitterのタイムラインとFacebookのニュースフィードを統合して一度に読むことができました。これができなくなるのは非常に痛いです。『Ubersocial』(ユーバーソーシャル)や『Hootsuite』(フットスイート)では、twitterのタイムラインとFacebookのニュースフィードは別々のカラムで表示され、中でもHootsuiteでは、twitterとFacebookを行き来するのにいちいちメインストリームへ戻らなければなりません。twitterとFacebookの両方を使っていて、行き来も激しいのであれば、同一画面上のタブで移動ができるUbersocialのほうが使い勝手がいい感じです。

またUbersocialでは、Tweetdeckではできない1分、または2分間隔でのタイムライン自動更新ができることから、自分がフォローしているユーザーが多い人に最適。新聞社など大量の記事が流れるアカウントを複数フォローしているユーザーや、メンション(自分あてのリプライ)を多く受け取りその都度返信しているユーザーが使うとその威力を発揮します。ただし、Facebookのリーダー機能が若干弱く、「ニュースフィード」は読み込めるものの「お知らせ」は読み込めません。

『Echofon』では、twitter用とFacebook用が別々のアプリになっており、統合したバージョンは配布されていません。『Janetter』は、Tweetdeckとほぼ同様の使い勝手で利用できますが元からtwitter専用です。

Facebookで、いいね!やコメント機能を多用しているなど「お知らせ」を参考にする機会が多い人は、『Facebook公式Androidアプリ』を使う必要があります。

(4月24日追加)
『App Store』『Google Playストア』からTweetdeckが削除されるのは、5月7日(火)に決定しました。既存ユーザーはそこまでにダウンロードすれば今後も使用できますがサポートはありません。また、Facebookとの統合機能も同日を持って終了するため、twitter専用で使うことになります。

(5月15日追加)
Google Chrome拡張版では、既存ユーザーが登録していたFacebook関連のカラムが5月8日(木)を期してすべて消去され、twitter専用になったことが確認されました。ただし、Android版の既存ユーザーが登録したFacebook関連の情報は消去されていません。ということは、既存ユーザーはサポート対象外ながらも連携機能を使い続けることができそうです。