チャイナエアライン(CI)が2013年3月末からの夏スケジュールで、高松~台北桃園線に就航することが判明しました。香川県庁から出されたリリースや高松空港の公式HPでは「正式発表は追って会社側から行われる」としていますが、既に業界向けの専門サイトなどで時刻が判明しています。
《2013年3月21日から有効》
CI175 TAK1950~TPE2130 木・日運航
CI174 TPE1515~TAK1850 木・日運航
(機材はB738 ダイナスティクラス=ビジネスクラス8席、エコノミークラス150席)
台北発高松行きが午後出発となることで、バンコク・スワンナプーム空港を朝出発するCI066便からの乗り継ぎが可能。これにより、従来は大阪や広島、福山などで一泊が必要だった四国各都市へタイから朝出発で当日中の到着ができるようになります。中国東方航空(MU)の上海浦東~松山線がタイからの乗り換えに不便なダイヤとなっている愛媛県へは、乗り継ぎ時間の無駄がなくなります。
高松空港では、毎週木曜日に限ってアシアナ航空(OZ)のソウル線が今回のチャイナエアライン便とよく似た時間に設定されています。
OZ166 ICN1740~TAK1915 木曜運航
(機材はエアバス321 ビジネスクラス12席、トラベルクラス=エコノミークラス159席)
ことでんバス(高松市)がJR高松駅方面へ設定している空港リムジンバスは、発着全便の時刻に合わせて設定されるため、CI174便に合わせた設定も行われるのではないかと推測しますが、OZ166便に合わせた時刻を基にすれば、バスの空港出発時間は20時前後。高松駅に20時45分着なので、関西国際空港に夕方到着するタイ国際航空(TG)672便から高松行きのリムジンバスに乗り換えた場合と比べて、約2時間早く高松市内に入ることができるようになります。
空港バスは途中のゆめタウン高松で、高松駅前から来る松山行き高速バス『坊っちゃんエクスプレス』最終便に約10分の待ち合わせで接続。JR松山駅前(愛媛県松山市)に23時前に到着できます。松山駅からは、JR予讃線の特急ミッドナイトエクスプレス松山号で今治23時40分着。
または、JR高松駅で20時51分発の特急いしづち31号に乗れればOKですが、乗り換え時間が6分しかないため荷物が大きい場合は非常に厳しくなるので、今治方面は高速バスで松山経由、香川県西部の観音寺市や三豊市、愛媛県四国中央市方面であればその後20時54分発の普通列車伊予西条行きや、22時15分発の特急いしづち33号も選択肢に入るかもしれません。
高知行き高速バス『黒潮エクスプレス』の最終便は、ゆめタウン高松での乗り換え時間が3分しかなく待ってくれない可能性が大ですので、JR高松駅で約1時間待って21時48分発快速観音寺行きに乗り、宇多津駅(香川県宇多津町)で岡山から来る特急南風27号に乗り換えて高知24時3分着が最も無難でしょう。
徳島方面へは、高松21時18分発の特急うずしお29号で、徳島22時32分着。ちなみに徳島へはタイ国際航空672便→リムジンバスの経路と大して変わらない時間帯に着けます。
岡山市へも接続が大きく改善。高松21時10分発の快速マリンライナー66号に乗れば、同じチャイナエアラインの広島線からバスで福山駅(広島県福山市)を経由した場合に比べて1時間以上早い22時過ぎには到着が可能です。