2012年10月28日日曜日

身内が死んだらSNSにも報告を(2)

《twitter》

twitterでは、ユーザーが死亡した場合過去のつぶやきを削除するか、新規の書き込みができないようにして残すかを遺族が選択することができます。

「ヘルプ」→「違反の報告」と辿ると亡くなられたユーザーに関するご連絡というページがあり、これを見た遺族ないしは関係者から死亡の事実情報を添えてメールかFAX、手紙でtwitter社(アメリカ・サンフランシスコ)に申請を出しますが、実際はほとんど利用されておらず、ログイン情報を把握した遺族が通常退会の手続きを取ったり、中には葬儀の案内などを書き込んだ後

「生前の交誼に感謝し故人が生きた証を残す」

として放置するケースもあります。twitter社もこのような事例は故人が望んでいた可能性があるとして黙認しているとのことです。

《日系SNS》
2007年10月以前であればGREEもmixiもPCだけや海外在住での登録ができたので、使っている方も多いはずです。あるいは、日本で入会後に海外に拠点を移された方もいることでしょう。

GREE(東京都港区、東証1部上場)の場合、利用規約の中に

「ユーザーが死亡した時点でサービスを退会したものとし存命中有していた会社に対する権利および義務は相続されないものとする」

という記述があります。しかし、会社側が各個人の死亡事実を完璧に把握するのは事実上無理。結局、遺族側から会社に事実を知らせて退会処理してもらうことになるのが現状です。

トップページの一番下の「お問い合わせ」をクリックし、問い合わせフォームに書き込んで送信するのが最も手っ取り早い方法です。ただし、サポートが返答のメールをくれるのは平日の昼間(日本時間の10時~18時)に限られるので、海外で急死してすぐに止めなければいけないという場合でも、時差の都合でサポートセンターの対応が翌営業日以降にずれ込むことがあり得ます。

mixi(東京都渋谷区、東証1部上場)では、死亡の事実が判明してもマイミクシィ(友達)が1人でもいれば運営事務局が削除することは原則ありません。マイミクシィを数百人単位で保持しているアクティブなメンバーの場合、マイミクさん一人一人に連絡して手動で解除してもらうには莫大な手間と時間がかかります。一括で削除してもらいたい、即ち運営事務局に退会処理してもらうなら「ヘルプトップ」→「お問い合わせ」→招待/退会に関する問い合わせの順番でクリックし、送信して事務局からの返答メールを待つのが筋です。

なお、Facebookやtwitterと違って退会処理がなされた時点で過去の日記やつぶやき(GREEではひとこと)、チェックなどはすべて削除されるのがデフォルト。mixiの場合、日記はFC2ブログにインポートができる他、過去の日記、メッセージ、フォトアルバムをすべてPCにバックアップする撤退!mixiというフリーソフトもあるほどなので、どうしても残しておかなければいけない内容は、生前に自分でホームページや外部ブログなどに移動しておかなければなりません。