オリエントタイ(OX)は26日(火)で昨年の洪水以来続けてきたスワンナプーム空港での発着を打ち切り、ドンムアン空港発着に戻すと発表しました。8か月ぶりの本拠地復帰となります。
ドンムアン空港は3月6日から運用を再開したものの、オリエントタイは当初、スワンナプームに残ると表明していました(前記事「ノックエア復帰もオリエントタイは…」参照)。しかし、6月から始まったスワンナプーム空港の滑走路補修工事で一時的に混雑に拍車がかかることと、AOT(空港公社)が着陸料の割引など支援策を表明したため、国際線乗り継ぎが不便になる外国人客を失うリスクを抱えるにもかかわらず、会社側ではドンムアンへの復帰に応じることにしました。オリエントタイがバンコクの発着空港を移転するのは、旧One-Two-Go(OG)の時代も含めると6年間で4回目です。
ただし、タイエアアジア(FD)もドンムアンへの移転を希望しているという報道もあり、実現すればAirAsiaグループのASEAN域内国際線に接続が可能。グループ一斉プロモーションで慢性的に搭乗率の高いタイエアアジアの混雑緩和と共存共栄が期待できます。
《バンコク~香港線は対象外》