韓国のLCC、ティーウェイ航空(TW)は昨年12月の仁川~福岡線に続いて、仁川~バンコク線にも参入し毎日1便を運航しています。しかし、Webではタイ発の予約発券ができず、福岡から乗り継ぎでバンコクまで往復購入することはできるものの、在タイの旅行者やビジネスマンの移動では全く使えないことが判明しました。
TW101 ICN2030~BKK0005+1 DAILY
TW102 BKK0125~ICN0845 DAILY
(機材はB738 エコノミークラスのみ189席)
ティーウェイ航空のホームページは、韓国本社が運営しているハングルのものと、日本法人「ティーウェイ・ジャパン」(福岡市)が作った日本語の2つだけで、タイ語はもちろん、英語版もありません。
韓国語版のHPを一通り見たところ、オンライン予約も韓国発の往復または片道に限られていて、ある程度の語学力があれば日本語版と組み合わせて福岡→仁川→バンコクの旅程を組むことはできますが、バンコク→仁川、ないしは福岡という予約は作成することすら不可能です。
やはりバンコク線に就航しているもう一つの韓国系LCC、ジンエアー(LJ)はタイ発片道でもオンラインから発券できるものの、ティーウェイはこの点で非常に不利となっています。その分、従来はパッケージツアーでビジネスエア(8B)などを利用していた韓国からの短期旅行客に焦点を絞った経営方針と取ることもでき、この点で大韓航空(KE)やタイ国際航空(TG)など本格キャリアとの差別化が進められています。
スターフライヤー(7G)がLCCと本格キャリアの中間的な存在を目指している(前記事「スターフライヤー初の国際線就航発表」参照)のとは正反対で、ティーウェイはチャーター専門会社とLCCの中間的な位置を目指すのではないかと考えた方が良いかもしれません。