2012年1月9日月曜日

BTSスクンビット線末端部分の無料運行継続

 ティラチョン・マノマイピブン首都圏政庁次官は、昨年8月12日から運賃無料のテスト営業を行っているBTSスクンビット線の最東端区間(オンヌット~ベーリン)について、4月30日まで運賃無料を継続すると発表しました。また、ティラチョン次官はシーロム線延長2期部分のうち、ウッタカ駅(トンブリ区)とバンワー駅(パシチャルン区)の間で本体工事をめぐってトラブルが発生しているとも述べ、最悪の場合今年12月5日に予定されている開業が、ウォンウィエンヤイ~ラチャダラチャプルックに短縮される可能性もあると説明しました。

 昨年の洪水では、最東部区間がかかるプラカノン区やバンナー区は浸水被害をほとんど受けなかったものの、バスやソンテウでオンヌット駅、ウドムスック駅などに来る最東部住民の中には、シーナカリン通り周辺(プラウェート区、スアンルアン区)で浸水にあった人もいました。また、北部各区からモーチット駅まで来て最東部区間まで直通乗車する人は、そこまでの交通手段が奪われ通勤できないケースもありました。このため、首都圏政庁ではそれら洪水被災者の生活再建を支援する目的で、BTSの無料運行を継続することにしたと述べています。

 5月1日(火)からは、先に開業していたシーロム線延長1期部分(タクシン橋~ウォンウィエンヤイ)と同様、この区間をまとめて1区とみなした料金体系に移行します。即ち、オンヌットからベーリンの各駅相互間は一律15Bt.、各駅からプラカノンより先の既存区間へは、オンヌット駅を基準に2区、3区と上がっていく形式で運賃を徴収します。アダルトスマートパス(全線回数券)は全線一律運賃の扱いなので、従来通り1回分を差し引く形となります。