2011年10月25日火曜日

【速報】ドンムアン空港、一時閉鎖へ

 AOT(空港公社、ドンムアン区)は25日、ドンムアン空港を拠点に国内線を就航させているノックエア(DD)とオリエントタイ(OX)が離着陸を一時取りやめると発表しました。空港前のウィパワディランシット通りが一時冠水するなど、空港内にも洪水が襲う危機が迫っているとの理由付けをしています。

 ドンムアン空港第2ターミナルには災害対策本部(FROC)が置かれているほか、周辺住民の避難所としても使われています。発着は第1ターミナルを使用しているものの、ウィパワディ通りの冠水で市内との交通に支障が出る可能性があるとの指摘を受けており、また滑走路北側の緩衝地帯は既に水が来ているランシットやラムルッカといった地域(どちらもパトゥムタニ県)に接しています。このため、

「緩衝地帯に水が到達すれば吸収しきれずに滑走路に溢れる恐れがある。当社として空港閉鎖の指示はしていないが運航している2社がともに運休を申し出てきた」

とAOTは説明しました。

 ノックエアとオリエントタイでは、31日までの全発着便を運休。機材をスワンナプーム空港やウタパオ空港(チョンブリ県サタヒップ郡)にフェリー(回送)し、11月以降の再開に備えるとしています。ただ、タイ国際航空(TG)やAirAsia(FD)、バンコクエアウェイズ(PG)といったスワンナプームを拠点に国内線を運航している会社は、通常通りの運航を続けています。