10月頭からのチャオプラヤ川の増水では、バンコク首都圏内でもチャオプラヤ川沿いの一部地域で被害が出始めています。 10月22日(土)夜、キアカイ桟橋(デュシット区)近くのチャオプラヤ川左岸で水があふれ、近くの学校や大手飲料メーカー「シンハコーポレーション」本社工場兼物流センターに水が迫りました。非常事態対策本部(FROC)は陸海軍を総動員、土嚢と堤防の強化でなんとか水を止めましたが、同じ頃、今度は王宮前広場のすぐ西側、タープラチャン桟橋(プラナコン区)横の商店街でも水があふれました。水は商店街を伝ってマハラート通りに達しており、下水道の排水溝を囲う形で土嚢を積んでそこへ水を一気に流し込む方法でこちらも大被害は避けられたものの、タマサート大学本部キャンパス前は10cm前後の浸水が一部で見られます。
(画像1:マハラート通りにて、川からの水は手前の土嚢で止まっている。23日午後6時撮影)

(画像2:タープラチャン桟橋にて。改札ゲートが使えない!)

(画像3:ターティアン桟橋にて。乗り場に行くまでの通路が水没!)

(画像4:チャオプラヤエクスプレスの乗り場がすっかり孤立状態だ。23日午後5時50分撮影)