バンコクで発行されている日本語月刊誌『Gダイアリー』の元スタッフの多くが、3月15日発売の4月号限りで退社し新会社「亜洲興業」(Ashu Kogyo)を立ち上げていました。4月号以前のGダイアリーのテイストを色濃く出した新雑誌、月刊『アジアの雑誌』がついに始動、創刊号が日本とタイで同時に発売されました。
『アジアの雑誌』は、担当編集者のうち室橋裕和氏と嶋健雄氏が移籍したこともあって、今年4月号以前の総合雑誌的な編集スタイルが残っています。6月号で新スタッフを迎えてリニューアルをかけたGダイは内容がタイに特化したにもかかわらず薄い記事が続出して「スタッフはみな素人」とか「写真に逃げている」などと批判されています。実際、『アジアの雑誌』はGダイ4月号以前の連載を多く引き継いでいます。コーナー対照表を作成してみました(順番は創刊号の紙面掲載順です)。
《Gダイからアジアの雑誌に移行した連載》
Gダイアリー | アジアの雑誌 | 筆者 |
Gガール | アジアな女たち | |
どこかへ行きたい
~中年からの旅行術~ | 生き場を探す旅
~安住の地を求めて~ | 下川裕治
(Traveler's Supportasia 永遠名誉董事長) |
歩け!大人の沖縄
(5月号まで継続) | そのまま引き継いだ後 2012年3月号で完結 | 猫島礼さん |
この本が好きだ! | アジアの本は
こう読め! | 黒田信一さん |
亜洲月報 | そのまま引き継ぎ | |
性懲りもない人たち | そのまま引き継ぎ | 内山安雄さん |
やまざきつかさの
つ・ぶ・や・き | 山崎つかさの
恋してアジア (その後本人が消息不明になり 現在立ち消え状態。覚醒剤 密輸で執行猶予付き有罪判決 を受けた後再犯した可能性が 指摘されている) | 山崎つかささん |
イヌが吠える
(6月号まで継続) | 犬巻腐敗議事録 | 犬巻カオルさん |
へこたれない女たち | そのまま引き継いだ後 2012年3月号で完結 | 春原承さん |
アジアンカフェ
(5月号まで継続) | そのまま引き継ぎ | 青山誠さん |
あの日の僕に帰りたい | 昭和深夜劇場 | 黒沢哲哉さん |
女だってアジアが好き | アジアの片隅に咲く花 | のなかあき子さん |
バンコク湯遊記 | ソープマスターが教える
バンコク湯治場めぐり (ただし単発記事扱い) | 曼谷ハメ太郎さん |
悦楽夜食探訪記 | 男のタイ飯! | 嶋健雄氏(編集部) |
風俗解放戦線 | そのまま引き継ぎ
(ただし回数はリセット) | 家田壮吾さん
(担当者のペンネームを変更、 交代した形とする) |
タイはどーなってるの!? | 三面記事は踊る | |
ばんこく麺遊記 | バンコク・バーガー・
バンケット | 嶋健雄氏(編集部) |
バンコク駐妻きょうもマン開 | そのまま引き継ぎ
(ただし創刊号には不掲載。 2号から再開) | カナさん |
《Gダイに残った連載》
旅は道づれ | 股旅男さん |
ゴーゴーバー最強マップ | 羽井根健太郎さん |
街のHOTニュース | 4月号以前の
「亜洲月報」に相当 |
タイのニュースは奇々怪々 | 4月号以前の
「タイはどーなってるの!?」 に相当 |
バンコク湯煙り巡り旅 | 4月号以前の
「バンコク湯遊記」に相当 (ただし担当者は交代) |
《Gダイ4月号で打ち切られた連載》
僕が愛した女たち(谷口狂至さん)
ジャズパッカーの事件簿(加藤大砲さん)
オタクになりたい人のためのタイ芸能講座
ニッポンが見えない!?~フランス人からの手紙~
《Gダイ5月号で打ち切られた連載》
アジアの風に吹かれて(梶山立志さん)
バンコクのソイを歩く(曽衣歩さん)
私の場所私の時間
世界遺産の旅~アジアからの逆襲~(加藤剛さん)
《Gダイ6月号で打ち切られた連載》
やまざきつかさの懺悔録
毎月20日発売、220Bt.(日本では税込み880円)です。