2011年7月21日木曜日

古き良き時代のGダイを継承!?『アジアの雑誌』

 バンコクで発行されている日本語月刊誌『Gダイアリー』の元スタッフの多くが、3月15日発売の4月号限りで退社し新会社「亜洲興業」(Ashu Kogyo)を立ち上げていました。4月号以前のGダイアリーのテイストを色濃く出した新雑誌、月刊『アジアの雑誌』がついに始動、創刊号が日本とタイで同時に発売されました。


『アジアの雑誌』は、担当編集者のうち室橋裕和氏と嶋健雄氏が移籍したこともあって、今年4月号以前の総合雑誌的な編集スタイルが残っています。6月号で新スタッフを迎えてリニューアルをかけたGダイは内容がタイに特化したにもかかわらず薄い記事が続出して「スタッフはみな素人」とか「写真に逃げている」などと批判されています。実際、『アジアの雑誌』はGダイ4月号以前の連載を多く引き継いでいます。コーナー対照表を作成してみました(順番は創刊号の紙面掲載順です)。

《Gダイからアジアの雑誌に移行した連載》
Gダイアリー アジアの雑誌 筆者
Gガール アジアな女たち
どこかへ行きたい
~中年からの旅行術~
生き場を探す旅
~安住の地を求めて~
下川裕治
(Traveler's Supportasia
永遠名誉董事長)
歩け!大人の沖縄
(5月号まで継続)
そのまま引き継いだ後
2012年3月号で完結
猫島礼さん
この本が好きだ! アジアの本は
こう読め!
黒田信一さん
亜洲月報 そのまま引き継ぎ
性懲りもない人たちそのまま引き継ぎ 内山安雄さん
やまざきつかさの
つ・ぶ・や・き
山崎つかさの
恋してアジア
その後本人が消息不明になり
現在立ち消え状態。覚醒剤
 密輸で執行猶予付き有罪判決
を受けた後再犯した可能性が
指摘されている
山崎つかささん
イヌが吠える
(6月号まで継続)
犬巻腐敗議事録犬巻カオルさん
へこたれない女たち そのまま引き継いだ後
2012年3月号で完結
春原承さん
アジアンカフェ
(5月号まで継続)
そのまま引き継ぎ 青山誠さん
あの日の僕に帰りたい 昭和深夜劇場 黒沢哲哉さん
女だってアジアが好き アジアの片隅に咲く花 のなかあき子さん
バンコク湯遊記 ソープマスターが教える
バンコク湯治場めぐり
(ただし単発記事扱い)
曼谷ハメ太郎さん
悦楽夜食探訪記男のタイ飯!嶋健雄氏(編集部)
風俗解放戦線そのまま引き継ぎ
(ただし回数はリセット)
家田壮吾さん
(担当者のペンネームを変更、
交代した形とする)
タイはどーなってるの!? 三面記事は踊る
ばんこく麺遊記 バンコク・バーガー・
バンケット
嶋健雄氏(編集部)
バンコク駐妻きょうもマン開 そのまま引き継ぎ
(ただし創刊号には不掲載。
2号から再開)
カナさん

《Gダイに残った連載》
旅は道づれ 股旅男さん
ゴーゴーバー最強マップ 羽井根健太郎さん
街のHOTニュース 4月号以前の
「亜洲月報」に相当
タイのニュースは奇々怪々 4月号以前の
「タイはどーなってるの!?」
に相当
バンコク湯煙り巡り旅 4月号以前の
「バンコク湯遊記」に相当
(ただし担当者は交代)

《Gダイ4月号で打ち切られた連載》
僕が愛した女たち(谷口狂至さん)
ジャズパッカーの事件簿(加藤大砲さん)
オタクになりたい人のためのタイ芸能講座
ニッポンが見えない!?~フランス人からの手紙~

《Gダイ5月号で打ち切られた連載》
アジアの風に吹かれて(梶山立志さん)
バンコクのソイを歩く(曽衣歩さん)
私の場所私の時間
世界遺産の旅~アジアからの逆襲~(加藤剛さん)

《Gダイ6月号で打ち切られた連載》
やまざきつかさの懺悔録

毎月20日発売、220Bt.(日本では税込み880円)です。