BTSを運営する「BTSグループホールディングス」(旧社名:バンコクマストランジットシステム チャトチャック区、SET上場)は、首都圏政庁の公益事業部門を担当する特殊会社「クルンテープタナコム」(プラナコン区)との間でBTSスクンビット線延長1期部分(オンヌット~ベーリン)の運営にかかる保守契約を結び、29日、調印式を行いました。両者はこの契約により、延長部分を2011年8月12日の女王陛下誕生日に正式開業させることで合意しました。
(画像1:契約に調印し握手を交わす両者の幹部。BTSグループホールディングスのHPから拝借しました)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjfR8_9Cye-4NMJ6_Qd8Dq_UsoiNM0M1uuB4r6q8896rGHYNMAm0X7u1FF-TPGOl1JDYm7czf1jCNQJpJOCW6gllbGaREU7P29KOtUpYxGLilfAeOr39Cgo3fLqDWlLkRrc21tr/s320/DSC00723.jpg)
スクムパン・ボリパット首都圏政庁長官は以前、2011年5月からテスト営業として無料または格安運賃で開放したいと表明していました。今回の契約では、テスト営業の実施にも含みを持たせたものとなっています。昨年行われたシーロム線延長1期部分(タクシン橋~ウォンウィエンヤイ)のテスト営業ではこの区間のみ、3か月間は無料となっていました。今回も同様の措置となることが十分期待できます。
(画像2:延長部分各駅に掲げられた告知。「仏暦2554年8月12日から営業を開始します」とある)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjyXTroZEKJyLw7ptjTVoJzFpfsXiVNPT91K_JPAcfGxaQaNpv4UJE6k07p4FcRbP0EbhVxSiKYXgsCWa2OfsDrukrcMMfyqMm6Si960hNci97jpjnoFjl5q9vIofc5kNgYfLJh/s320/DSC00722.jpg)
無事に開業すれば、バンコク首都圏南東部のプラカノン、バンナーの両区の交通事情が一気に改善します。パタヤやラヨーン、トラートといった東部各都市からエカマイに入る特急バスがバンナー交差点で渋滞に引っかかっても、ウドムスック駅でBTSに乗り換えることができるようになり便利になります
(前記事「エカマイからイサーンへ乗り継ぐ裏技」参照)。
(画像3:BTSバンナー駅。設備は完成し外装を待つのみとなった)
https://www.supportasia.com/2010/11/blog-post_30.htmlBTSスクンビット線延長部分、来年8月開業決定