2010年9月18日土曜日

チャイナエアライン、スカイチーム加盟へ始動

 チャイナエアライン(CI)は14日、台北市内で国際航空連合「スカイチーム」への加盟に向けた覚書に調印する式典を行いました。前記事「チャイナエアライン、スカイチーム加盟へ動き出す」から2年。那覇空港での機体炎上事故などを乗り越え、いよいよ本格的な準備作業が始動しました。チャイナエアラインでは、スカイチーム加盟に向けた推薦状をデルタ航空(DL)から入手した模様で、現在やはり加盟準備中の中国東方航空(MU)、先に加盟している中国南方航空(CZ)と共に、中華文化圏におけるスカイチームの地位を絶対不動のものに高めます。

 チャイナエアラインはデルタ航空と長年、マイレージ提携や北米路線コードシェア運航などのパートナー関係を結んできました。一時は旧ノースウエスト航空(NW)ともマイレージ提携を結び、2008年にようやく解禁された両岸直航(中国大陸と台湾を結ぶ直行便)では、中国東方航空とパートナーシップを結びました(前記事「上海航空、スターアライアンスから追放へ」参照)。このため加盟に向けたシステムの調整はやりやすく、順調に行けば来年の夏にはスカイチーム加盟を実現できる見込みです。

(画像:覚書に調印し、紹興酒で乾杯する加盟各社トップ。スカイチーム公式ホームページから拝借しました)