ミスターセーデーン掃討戦から一夜明けた14日、UDD軍は陸軍による一気呵成の強制排除を許さじと徹底抗戦の構えを見せ始めています。昨年のソンクランショックの時のような昼間の戦闘行為が本格化しています。
(画像1:古タイヤを燃やして狼煙を上げる戦闘員に対し、多くの報道陣が遠くから見守っている)
UDD軍はロケット花火を頻繁に打ち上げています。その中にセーデーン(最過激武装勢力)が陸軍から横流しを受けたと見られる、本来対戦車用の擢弾が含まれているようで、夕方にはルンピニ公園南側から発射されたロケット弾がデュシタニホテルの建物の上を飛び越えてサラデーン通りに着弾する事態となりました。
これを受けて陸軍の装甲車が展開。6時頃には、陸軍とUDD軍戦闘員の間で銃撃戦が繰り広げられたほか、BTSサラデーン駅周辺にもロケット弾が着弾して爆発する音が5回に渡って響きました。
タニヤ通り、パッポン通りは多くの店が閉まっており、パッポン通りの露店も休業決定。しかし、ボーイズストリートだけは通常通りにネオンが煌々と灯っています。
(画像2:午後5時になってもパッポンはこの有様だ)