2010年4月22日木曜日

【速報】赤シャツ軍、無色軍に爆弾攻撃

 22日夜8時頃、BTSシーロム線サラデーン駅に向けられてロケット弾3発が打ち込まれました。前日と同様に集まっていた無色軍を狙い撃ちしたものと見られ、無色軍メンバーと見られる女性1人が収容先の病院で死亡しました。赤シャツ軍と無色軍の直接対決で、死者が出たのは初めてです。

(画像1:1回目の爆発直後、シーロム通りを全面封鎖する陸軍)


 董事長ふくちゃんは1回目の爆発があったとき、タニヤビル11階のタイランゲージステーションシーロム校にいました。建物の中でもはっきりと聞き取れる大音量の爆発で、日本語の授業を受けていたタイ人が慌てて帰宅準備を始め、約10分でスタッフ全員がタニヤからスリウォン通り、ボーイズストリートを通ってMRTブルーラインサムヤン駅に出て退勤しました。それから約30分後、無色軍メンバーが横断幕を掲げた直後に4回目の爆発がありました。

(画像2:横断幕を掲げる無色軍。この写真の撮影直後に4回目の爆発が起きた)

 攻撃には軍用のロケット弾が使われたといい、デュシタニホテル隣のビル1階にあるアユタヤ銀行チューリッヒハウス支店の窓ガラス1枚が割れたほか、支店前にいた無色軍メンバーも多数が被災しました。死亡した女性は、この場所にいたと思われます。

(画像3:無色軍メンバーの流血跡が生々しい)

 前にも書きましたが、タイはもはや内乱を通り越して完全な内戦状態です。このままでは進出している外資の引き揚げ、バーツ相場の大暴落がいつ起こっても何らおかしくはありません。しかし、スワンナプーム空港にはまったく問題はなく、旅行者の間ではむしろ地方のほうが安全という声も出ています。