2009年2月4日水曜日

「放浪キング」最後の大仕事に出発!

 バンコク・カオサンの寺裏通りにある隠れた日本人宿「Ngam-Phit(ガンピット)」を拠点に、10年以上にわたって活動していた「棟梁」こと南川和夫さんが、ついに旅立つ決意を固め、3日朝の列車でアランヤプラテート(サケオ県)へ向け出国の途につきました。


 南川さんは1947年、東京生まれ。拓殖大卒業後、大工としていざなぎ景気からオイルショックの頃を駆け抜けます。1977年、当時としては破格の1,100万円の予算を持って日本を飛び出して以来、32年間で一時帰国したのはわずか4回。董事長ふくちゃんが物心ついた頃には、既に海外にいたというのですから驚きです。
 1997年、アジア通貨危機直後のタイに入り、ガンピットを定宿にカオサン住人としての活動を開始します。もうひとつの定宿となったマレーシア・コタバルのDe999ゲストハウスとの間を往復すること10年。2007年には「dankaiパンチ」(飛鳥新社)から取材を受け、その模様は同誌2007年10月号に「三畳一間のリアル・シンプルライフ」のタイトルで、3ページに渡って取り上げられました。

 世界80カ国を回った棟梁さんも、今年62歳。体が自由に動くうちに最後まで残してしまった「大物」、インドに行きたいと思うようになります。インドに行ったらパキスタン、イランとアジア横断ルートを経て、欧州、南米と「ふたたびの」世界一周を進め、早ければ2011年の日本帰国を目指して、タイを後にする決意を固めました。その前にカンボジアをもう一度という思いに駆られ、2月3日、ファランポーン駅朝5時55分発の普通列車でアランヤプラテートに向かったのです。

 董事長ふくちゃんからも、棟梁さんの旅の成功を祈っています。長い間お世話になりました!