Traveler's Supportasiaでは、前記事「高額面トラベラーズチェックのすすめ」で、$500や$1,000、10万円といった高額面のトラベラーズチェックを使って、巨額資金の持ち運びをより安全にしようと書きました。この記事は、董事長ふくちゃんが「決定版バックパッカーズ読本」(双葉社)の執筆をする際にも同じ趣旨の内容を書くなど、影響がありました。
しかし、時代は高額面トラベラーズチェックからATMカードへと着々と変わってきているようです。
三井住友銀行(東京都千代田区、全国銀行協会加盟)は2008年11月28日限り、三菱東京UFJ銀行(東京都千代田区、全銀協加盟)も12月30日限りで「US$1,000」トラベラーズチェックの販売を終了しました。みずほ銀行(東京都千代田区、全銀協加盟)は在庫がある分については販売するようですが、要照会となります。「US$500」「500ユーロ」は従来通り販売されていますが、1枚で持ち出せる金額が6万円強(2009年1月9日の終値に基づいて計算)と小さくなります。
外貨両替専門国内最大手のトラベレックスジャパン(東京都港区)は、円建てTCが元々なく、US$1,000はもちろん、US$500も取り扱っていません。
このままでは、現時点で三井住友銀行とみずほ銀行に残っている「10万円」券が、いつ販売中止になってもおかしくありません。買えるうちに買えるだけ購入しておきましょう!!