NTT DoCoMoの3G対応携帯電話機「FOMAシリーズ」と、ソフトバンクモバイルの「世界対応ケータイ」には、自社以外の電話会社が発行したSIMカードを使用できないようにする、SIMロックと呼ばれる制限がかけられています。この制限を通過する魔法のフィルター、「SIMゲタ」が世界を飛び回るビジネスマンの間で注目を集めています。
《使い方は簡単》
日本国外で手に入れたSIMカードの先端を、SIMゲタのICチップが当たらないように少しだけ切ります。この時、SIMカードのICチップ部分を切らないように! ICが壊れるとそのSIMカードは使えなくなります。
そして、SIMカードとSIMゲタをずれないように重ね合わせ、お手元の携帯電話機に挿入するだけ。あとは電源をONすれば、携帯電話機は国外のSIMカードを認識して立ち上がります。
《国外のSIMカードを使うと?》
まず何よりも、日本への通話料がFOMAカード使用時に比べて圧倒的に安くなります。たとえば、タイから日本へはCAT009を使って1分7Bt.(22円)。
NTT DoCoMoやソフトバンクモバイルでは、海外に出ている電話に対して着信があった場合、着信転送料の負担を求めていますが、国外のSIMカードを使えばその国の規定に従うだけ。タイでは、受け側の着信料は国内・国際ともに無料。プリペイドされた料金の有効期限内で、発着信ともに自由です。
《どうやって入手するの?》
SIMゲタは中国・台湾製が多いのですが、日本ではほとんど店舗での販売が行われていません。事実上、通信販売のみとなります。バンコクではMBKセンター4階などで売っている場合もありますが、なかなか目にする機会がありません。
Traveler's Supportasia読者の1人、いちろ~さん(大阪府)がこの度仕入れルートを開拓し、通信販売を始めることになりました。彼のYahoo!オークションストアから購入できます。落札通知を受け取ったら、「Traveler's Supportasiaで見た」と添えておいてください。
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2008年8月19日火曜日
FOMAを真の世界対応にする!
日本時間 0:00
ラベル: バックパッカーの通信手段 , 実務向け