2008年8月18日月曜日

AMCゆうちょカード、サービス終了

ANA(NH:東京都港区、東証1部上場)は、JP BANK ゆうちょ銀行(東京都千代田区)との提携を全面的に打ち切る方針を決めました。旧郵政省時代から発行を続けてきた「ANAマイレージクラブゆうちょカード」は10月31日限りでサービスを終了し、使用できなくなります。

現在もAMCゆうちょカードをお持ちの方には、9月下旬以降、「ゆうちょICキャッシュカード」と「AMC Edyカード」の2枚が、JP BANKゆうちょ銀行とANAから順次配送されてきます。AMC Edyカードは、お手元のAMCゆうちょカードと同じお客様番号で発行されます

AMCゆうちょカードには、大きなネックがありました。ゆうちょ銀行のIC機能が搭載できないばかりか、ANA国内線の搭乗手続きに使用するFelica ICカード機能、そしてEdy電子マネーも搭載できなかったのです。このため、AMCゆうちょカード利用者がスキップサービスを利用するには、それ専用のAMC Edyカードを別途発行する必要がありました(前記事「ANAスキップサービスに潜む落とし穴」参照)

今回のサービス終了で、更新されるカードは普通のAMC Edyカードとなり、従来AMCゆうちょカードを持っていた人もEdyやICサービス専用のAMCカードを持つ必要はなくなり、ゆうちょ銀行が進めるセキュリティ面の理由による共用カード縮小という方針にも合致します。

《ゆうちょ即日決済は8月29日で終了》
AMCゆうちょカードの最大の特徴だった、ANA航空券代金をゆうちょ銀行口座から引き落としできるサービス「AMCゆうちょ即日決済サービス」は、一足早く8月29日16時受付分を持ってサービス終了となります。ただし、新カードが届くまでは、ゆうちょキャッシュカード機能も基本的なAMCカード機能も使えますので、早まってカードにハサミを入れてしまわないように!!