2008年6月25日水曜日

クルーズフェリー飛龍が運航停止!!

 日本と台湾を結ぶ唯一の定期航路「クルーズフェリー飛龍」を運航していた有村産業(沖縄県那覇市)の財務状況が悪化し、6月6日から本土への便も含めたすべての運航を停止しました。

 もともと、有村産業は1999年から会社更生法の適用を受けていました。しかし、この数年の原油高で特に日本側からの流動が減少し、会社では更生計画変更を債権企業に申し入れました。ところが、鉄道・運輸機構の反対に遭い、取引先の石油元売りからも燃料用のC重油を手形ではなく、現金振込で決済するよう求められたため、新会社への移行の目処が立つまで無期限で運休することになりました。

 帰国して沖縄での活動を希望するバックパッカーにとっても重要な航路であっただけに残念。流動の多くを占める台湾側では、1日も早い再開を求める声が上がっています。

(6月25日追加)
 有村産業が那覇地方裁判所から会社更生手続き廃止の決定を受けていたことが明らかになりました。破産処理されることになり、新会社への移行、運航再開には相当の時間がかかりそうです。