マレーシア運輸省(プトラジャヤ市)は、国内線に準ずる扱いとして最後まで聖域化していたクアラルンプール~シンガポール間の航空路を競争に晒す方針を決定しました。ASEAN(東南アジア諸国連合)が、2010年までに加盟国の首都を相互に結ぶ航空路を自由化するという方針を決めていたための措置です。
これを受け、マレーシア航空(MH=MAS)とシンガポール航空(SQ=SIA)がシャトル運航という形で独占していた同路線に、AirAsia(AK=AXM)とタイガーエアウェイズ(TR=TGW)の2社が参入を表明。AirAsiaが早朝と深夜に1往復ずつの毎日2便で出した申請を認可しました。
時期は未定ですが来年早々の就航を予定。AirAsiaでは、賞味航空運賃(追加保険料、追加燃料費を含まない)を最低9.99RM(100Bt.)まで引き下げる予定で、マレーシア航空、シンガポール航空それぞれのハブ同士を結ぶ路線が面白くなりそうです。