2007年3月8日木曜日

海外キャッシングができないクレジットカードの活用

 最近は、いわゆる銀行系や信販系、流通系といった既存のクレジットカード会社に加えて、消費者金融からもクレジット兼用タイプのカードが登場してきました。免許証や保険証を見せるだけの簡単審査ですぐに取れてしまうこともあって、それなりの利用者がいます。
 しかし、思わぬ落とし穴が。海外キャッシング機能がないカードが一部に存在するのです。海外キャッシング機能なしではメインで持っていけるクレジットカードにはなりません。

 アコムMasterCardは、その最たる例。アコムが三菱UFJフィナンシャルグループに参加したこともあって、三菱UFJ-VISA、DC、UFJカード、NICOSに次ぐ三菱UFJ5番目のカードブランドとして、読者の中にも持っている方がいるはずです。
 このカードは、海外キャッシングの機能が最初から設定されていません。確かに国内キャッシング機能とは別枠でショッピング機能がついてきますが、ショッピング枠を使って海外でお金を引き出すことはできないのです。ですから、バックパッカーにとっては非常事態時に帰国のための航空券を購入するのに使う、「最後の頼みの綱」として考えるのがいいかと思います。前記事(「JALカードSuica1枚だけの海外旅行は超厳しい!!」)で管理者ふくちゃんが手厳しく書いたJALカードSuicaがJCBなのに比べれば、国際ブランドがMasterCardな分、まだ多くの旅行代理店で使えるので、マシな方です。

 実務派のあなたも、接待の飲食代やゴルフ場利用料金を普段お手持ちのカードや、会社経費で落ちる法人カードとは別の請求にするためのカードとして使ったほうがよいでしょう。

 同じことが、「TAKE BIG SEVEN MasterCard(テイクビッグセブンマスターカード)」(武富士)にも言えます。これに対しアイフルMasterCardと、プロミスJCBカードは海外キャッシングが可能な仕様になっています。