2019年1月12日土曜日

相鉄線からN'EXへの乗換駅が武蔵小杉に変わる!?

相模鉄道(横浜市西区、日本民営鉄道協会加盟)は、2010年から工事を進めている新横浜線(神奈川東部方面線)のうち、『相鉄JR直通線』と通称されてきた西谷駅(横浜市保土ヶ谷区)と羽沢横浜国大駅(横浜市神奈川区)の間が今年12月にも開業すると発表しました。


羽沢横浜国大駅の先にはJR東海道本線(貨物線)に直通する分界点が設けられ、JR線への直通列車が1時間に最大4本運転される予定だといいます。これにより、従来横浜駅一択だった相鉄線沿線から成田空港へ鉄道で向かう際の乗換駅として、新たに武蔵小杉駅(川崎市中原区)が加わります。

武蔵小杉駅では、相鉄線発の直通電車はJR横須賀線のホームに止まります。JR横須賀線には、特急『成田エクスプレス』が毎時2本、成田空港行きの快速電車が1時間に1本設定されていますが、横浜駅では西口の相鉄改札口を出て、JR線の改札口かリムジンバスが発着する東口の横浜シティエアターミナル(YCAT)まで歩く必要があります。特にYCATと相鉄の改札口の間は10分近く歩く必要があり荷物があると大変です。これに対して武蔵小杉駅であれば降りたホームで乗り換えができます。

もし相鉄直通電車の後続に成田エクスプレスまたは快速電車が設定されれば、西谷駅以遠の相鉄線から成田空港への接続の利便は圧倒的に改善され、どうしても座りたいと言って二俣川駅発の高速バスで羽田空港を経由する必要もなくなります。

今回開業する相鉄新横浜線は、3年後の2022年には羽沢横浜国大駅から先、東急東横線の日吉駅(横浜市港北区)まで延長され、新横浜駅で東海道新幹線への乗り換えが可能になる他、東急目黒線にも直通運転を行う予定で、こちらでも武蔵小杉駅へのアクセスが可能になります。

なお、新横浜線に入る電車が運転されない西谷駅以東(平沼橋~上星川間)のうち、平沼橋駅、西横浜駅(横浜市西区)、天王町駅、星川駅(横浜市保土ヶ谷区)では従来通り横浜駅乗り換えの一択とした方が有利です。