AirAsia(AK=AXM クアラルンプール、マレーシア証取上場)は8月9日から、KLIA~シアヌークビル(カンボジア・コンポンソム州)線の運航を開始すると発表、航空券の販売を開始しました。シアヌークビル空港はこれまで民間航空会社がほとんど就航していませんでしたが、初の外国航空会社となるLCC地域最大手のAirAsiaを迎え、カンボジア第3の国際空港として本格始動します。
《8月9日から有効》
AK264 KUL1215~KOS1300 月・水・金・日曜運航
AK265 KOS1340~KUL1630 月・水・金・日曜運航
(機材はエアバス320ceo エコノミークラスのみ180席)
カンボジア最大の商港とビーチリゾートの街シアヌークビルは、首都プノンペンから約200km離れており、これまではプノンペンやタイ国境の町クロンコッコンと結ぶオープンツアーバスが旅行者の足でした。ベトナム戦争期に作られた空港はつい最近まで国際線がなく、国内線も旧ソ連製のプロペラ機で週に数便飛ばしていたロイヤルプノンペン航空(RL=PPW)が倒産した後、10年近く見向きもされていませんでした。
それが、カンボジアアンコールエア(K6=VAV)のシェムリアプ便毎日運航開始で再び脚光を浴びるようになり、中国からのチャーター便も飛来するようになり、そしてこの度、初のLCCによる国際定期便就航へと一挙に飛躍しました。
KLIA空港では、東京・羽田空港を深夜に出発するAirAsiaX(D7=XAX)便からシアヌークビル行きに同日乗り継ぎができます。また、シアヌークビル発便は日付が変わった後の深夜に出る関空行きへ乗り継げます。