2014年5月22日木曜日

タクシン派政権、またもクーデターで幕

プラユット・チャンオチャ陸軍司令長は22日午後4時40分、軍営チャンネル5テレビ(TTV5)を通じて地上波テレビ6局に特別番組放送を指示し、この中で陸海空3軍と国家警察の代表者からなる『国家平和秩序評議会』が行政権を掌握すると発表しました。2006年9月20日のタクシン元首相失脚以来7年8カ月ぶり、1932年の立憲君主制移行後では19回目となる軍事クーデターの遂行で、これにより、首相職務代理者だったニワットタムロン・ブンソンパイサン商業大臣も失職。2011年の総選挙で誕生したプアタイ党政権は、3年弱で幕を下ろすことになりました。

(画像:クーデター遂行を発表する軍幹部。真中がプラユット陸軍司令長。国営ThaiPBSテレビのHPから引用)