2014年1月16日木曜日

エミレーツが京急に妥協?羽田着1時間繰り上げ

エミレーツ航空(EK=UAE、アラブ首長国連邦・ドバイ)は、昨年6月から運航しているドバイ~羽田線の発着時間を今年夏スケジュールで1時間繰り上げます。羽田到着が23時と早まり、京浜急行空港線の最終電車に乗れるようになりますが、一部では深夜の電車・バス運行時間拡大を頑なに拒否している京浜急行電鉄(東京都港区、東証1部上場)に妥協したのではないかという見方もなされています。

《ドバイ発3月30日、羽田発3月31日から有効》
EK312 DXB0835~HND2300 DAILY
EK313 HND0030~DXB0705 DAILY

(機材はB772LR ファーストクラス8席、ビジネスクラス42席、エコノミークラス216席)

従来、EK312便の羽田到着は日付が変わった直後の午前0時1分で、入国審査・税関をどんなに急いで済ませても京急空港線の最終電車に乗ることができず、京浜急行バス(東京都港区)や羽田京急バス(東京都大田区)の深夜バスも乗れる便があるかどうか微妙でした。ファーストクラス・ビジネスクラスの乗客は事前に予約すればエミレーツが用意するハイヤーでドアツードアの帰宅もできますが、エコノミークラスでは帰宅手段がタクシーやマイカーに限られるケースも多く、最悪の場合は国内線第2ターミナルの『羽田エクセルホテル東急』に後泊しなければなりませんでした。

今回の繰り上げで、EK312便が定刻に到着できれば羽田空港国際線ターミナル駅午前0時1分発の京急空港線品川行き急行までには乗れるようになり、横浜駅で相鉄線の最終各駅停車かしわ台行きに接続。品川駅からJR山手線に乗り換え、渋谷駅発の深夜急行バス『ミッドナイトアロー』(東急バス)で川崎市・横浜市北部へ帰宅することもできます。