都市鉄道公団(MRTA)は、MRTブルーラインの2期工事となるファランポーン駅とバンスー操車場から先の区間の工事を本格化させています。前記事「ファランポーン駅前のソムタム売り、風前の灯」でお伝えしたファランポーン駅周辺に続き、バンコク旧市街地区を地下トンネルで縦貫する区間の工事は今が正念場です。
(前記事「地下鉄工事で渋滞必至のバンコク旧市街」から続きます)
ワンブラパ駅からさらに西へ約1km。ワットポーの南側にできるのがサナムチャイ駅(プラナコン区)です。花市場として知られるパーククロンや東京・秋葉原に似た雰囲気の電気街バンモーにも近く、開通すれば観光と買い物の一大拠点になることは間違いありません。
(画像:ワットポー南側、MRTブルーラインサナムチャイ駅の工事が急ピッチで進む)
(画像2:王宮東側をラチャダムヌン通りへと走る[2]赤バス)
電車はサナムチャイ駅からチャオプラヤ川をトンネルでくぐり、トンブリ側に入った次がイサラパープ駅。そして2つ先のタープラ駅(両駅ともバンコクヤーイ区)で、バンスー操車場からチャランサニウォン通りの下を通ってきた線路と一緒になって、ペットカセム通りをさらに西進。トンブリ中西部のパシチャルン、バンケー両区へ向かうことになっています。