2012年11月14日水曜日

北京飯店、30年以上の歴史に幕

1980年代から日本人バックパッカーに親しまれてきたバンコク・ヤワラーの外れの料理屋「北京飯店」(ポンプラップ区)が、11月10日、突然閉店しました。親子2代で30年以上続いた店の終焉は、呆気ないものでした。

楽宮大旅社が全盛だった1980年代には、親子揃って店に出ていたという店主のスワニーさんも今年58歳になりました。2006年に楽宮大旅社が閉鎖になった後も、北京飯店は存続して往年と変わらないメニューを出し、日本人向けの情報ノートも健在でした。

しかし、台北大旅社に泊まる日本人バックパッカーも高齢化やカオサンなど他地区への移動で年々少なくなり、2010年頃には同じサンティパープ通りにある運送屋の従業員を相手に細々と営業を続ける状態になっていました。
そこへスワニーさん自身の外反母趾から来る歩行障害や隣の運送屋の閉店・移転が決定するなど複数の要因が重なり、北京飯店はこれ以上の継続が難しいところまで追い込まれてしまいました。