2012年9月4日火曜日

[25]赤札バスは走るよどこまでも!?

スクンビット通りを縦走して、バンコク首都圏とサムットプラカン県を結ぶ市内バスの幹線[25]には、BTSエカマイ駅で打ち切りとなる子系統があります。この系統は、サムットプラカン市中心部のパークナム地区やBigCサムロンからBTS接続のために乗るには全く問題ないのですが、逆方向、即ちエカマイやBTSベーリン駅からパークナム方面へ向かう時に、寝過ごすと大変なことになります。

BTSスクンビット線プラカノン駅すぐそばのプラカノン交差点を左折して、ラマ4世通りに入っていく[25]は、その先のスクンビット42を右折して、エカマイ駅前に出てきます。そして折り返し始発のバスになるのですが、このバスが問題の系統。通常の系統(王宮前広場~パークナム2)とは、サムットプラカン県に入ってからのルートが違います。通常の系統の終点、パークナム車庫までは一緒ですが、なんとそこからずーっと先まで行ってしまうのです!!

(画像2:プラカノン、サムロン… バンウェートペッカサーってどこだ?)

首都圏バス公団3管区営業所は、サムットプラカン市中心街パークナム地区の外れにある本所と、そこから東に約2km離れた分車庫、そして北に約8km行ったサムロンにある分車庫の3つから成ります。通常の[25]は、パークナム市街地から本車庫の前を通った後、一度スクンビット通りに戻ってBigCパークナム前を通り、右折してペッカサー通りに入ったところの分車庫が終点になっています。ところが、子系統は分車庫前を通り過ぎ、そのままペッカサー通りを東へ爆走します。

10分も走ると、住宅公団が近年になって開発した住宅団地が見えてくるのですが、それ以外の人家はほとんどなくなります。昼間ならまだしも、夜に乗り過ごしでもしたらいつどこで襲われてもお話にならない状況が待っています。

(画像3:近代的な団地が見えてきたと思ったら…)


サムットプラカン市東部や、バンプリ郡南部の生活の足となっているこの系統。県内に進出している台湾・中国系製造関連企業への通勤にも活用されており、在タイの企業関係者であれば工場訪問などで見かける機会があるかもしれません。

(画像4:団地の向こう側には人家がほとんどない)