2012年7月5日木曜日

羽田23時30分発町田行きバスを絶対逃すな!!

神奈川中央交通相模原営業所(神奈川県相模原市)は、7月14日(土)から空港リムジンバス町田・相模大野~羽田空港線のダイヤ改定を行います。パートナーの京浜急行バス(東京都港区)と合わせて、日中時間帯に4往復の増便を行う一方で、これまで羽田空港を24時5分に出発していた深夜バスを23時台の出発に変更。最終バスが30分早くなるため、羽田に夜10時以降に到着する国際線が万が一遅れた場合、最終を逃してしまう可能性も出てきます。相模原市や座間市、海老名市といった神奈川県中北部や東京都町田市に帰られる皆さんには、ちょっと気になる一件です。

神奈中では2010年10月の羽田再国際化に合わせて、夜11時以降に到着する国内線便からの乗り継ぎを想定したバスを運行してきました。しかし、23時30分発の最終バスが通常の1,400円で済むのに対し、24時5分発の深夜バスは2倍の2,800円取られることもあり、大幅な遅れでもしない限り乗客のほとんどが23時30分発に集中する結果になってしまいました。このため、深夜バスの運行を取りやめて、使用していた車を通常時間中の増発に振り向ける政策変更を実施することにしました。

AirAsiaX(D7)522便でKLIA、もしくはシンガポール航空(SQ)634便でチャンギから到着する方は特に注意が必要です。AirAsiaX522便は、冬スケジュールの最も遅いケースでは定刻が23時10分。SQ634便は夏スケジュールでも23時5分着で、D滑走路から国際線ターミナルへのタキシングに時間がかかり、かつ入国審査でも待たされればあっという間に最終バスの発車時間を過ぎてしまいます。
特にバンコクやプーケットからAirAsia(AK)でKLIAに来て、羽田行きに乗り継ぎを考えていらっしゃる方はかなりのリスクを伴います。確実に乗るためにはもっと早い時間に到着するタイ国際航空(TG)660便や、キャセイパシフィック(CX)542便での到着を検討する必要があります。あるいは思い切って夜行のSQ636便や日本航空(JL)34便で早朝に羽田到着を考えるのもいいかもしれません。

ちなみに、羽田23時30分発の最終バスを逃した場合、当日中に相模大野までたどり着く方法はあることにはあるものの大変な出費になってしまいます。

羽田国際線ターミナル0時1分発の京急エアポート急行品川行きに乗り、終点品川で0時38分発の山手線に乗って新宿1時着。小田急線の最終には間に合う訳もないので、1時10分発の神奈中深夜急行バス本厚木駅行きに乗って、相模大野駅午前2時7分着。
運賃は京急400円、JR190円、そして深夜急行バスが3,260円で、合計3,850円と直行するリムジンバスの2.75倍もかかってしまいます。しかも平日のみで、土曜・休日・盆暮れ・ゴールデンウィークは深夜急行が運行されません。そうなると京急蒲田乗り換えで横浜駅まで行き、相鉄本線の最終電車となる0時42分発の各停かしわ台行きに乗り、大和駅(神奈川県大和市)で降りて後はタクシーを飛ばすしかなくなります。