2012年5月1日火曜日

関空~シェムリアプに韓国のLCCが!?

イースター航空(ZE、韓国国籍)は7月から9月にかけて、関空~シェムリアプ間に直行のプログラムチャーター便を運航すると発表しました。日本での総代理を務めるOMPC(大阪市)が企画したもので、本拠地のソウル・仁川空港から関西国際空港への回送(フェリー)フライトも営業することでLCC史上初となる外国キャリアによる日本と第三国の都市間を直行するフライトが実現します。

《7月13日から9月29日まで有効》
ZE615 ICN1650~KIX1830  月・金運航
ZE523 KIX1950~REP2250 月・金運航
ZE524 REP0010~KIX0750 火・土運航
ZE616  KIX0900~ICN1050 火・土運航

(機材はB738 エコノミークラスのみ186席)

日本からシェムリアプへの直行チャーター便は、遠東航空(EF、台湾国籍)が子会社だったアンコール航空(G6)を通じて2008年頃に行ったものの、その後倒産。遠東航空の場合は台北~シェムリアプ線を定期運航しながら、シェムリアプをハブにして日本などへのチャーター便を飛ばす形を採っていたので、今回のイースター航空とはちょっと訳が違います。

イースター航空は3月30日からの夏スケジュールで、関空~仁川線に就航。成田国際空港に次いで日本2都市目の定期便乗り入れとなりました。それもいきなり毎日2便を就航させ、HP直販では片道10,000円(支払総額15,310円)という攻撃的な運賃設定で、5月8日から運航開始予定のPeach(MM)の仁川線の機先を制し好調な利用実績を上げています。

《3月30日から有効》
ZE611 ICN0845~KIX1025 DAILY
ZE613 ICN1350~KIX1530 DAILY
ZE612 KIX1110~ICN1300 DAILY
ZE614 KIX1615~ICN1805 DAILY

(機材はB737NG エコノミークラスのみ149席)

OMPCでは、さらに知名度を上昇させるため本国ハブの仁川に加え、日本から第三国へのフライトを行うことを企画。既に定期便が就航している関空であればフェリー距離が短く、かつ定期路線の増便分として営業運航すれば経費も無駄にならないと判断しました。

(6月29日追加)
残念ながら、この計画は中止となることが発表されました。会社側ではこのフライトに使用することになっていたB738型機をリース会社から調達することにしていたものの、 納期が遅れることになり運航開始に間に合わなくなったと説明しました。